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【小学校面談】面談のポイント!話すことや質問例【保護者必見】

ぴの
保護者
保護者
  • 面談で何を話せばいいのか分からない!
  • いつも大切なことを聞きそびれてしまう。
  • 面談で得られるものってほとんどないんだよね・・・

 と悩んでいませんか?

 初めての方は、いったい何を話せばいいのか分からなく困るかと思います。

 経験がある方もせっかく仕事や家事の都合を空けて来たのに、大して参考にならなかったなんてこともあるでしょう。

 なぜなら担任と会話をした経験がほとんどないからです。

 名前や顔を知っていたとしても、ほとんど初対面の他人に対して、急に込み入った話をするのも難しいですよね。

 たかが15~30分程度の面談では、担任の性格や雰囲気がわかるくらいで、わが子の話を深めるなんて至難の技です。

 私はこれまでに数百名の保護者と面談を経験してきました。

 良かった面談もあれば悪かった面談も山のように経験しています。

 この記事では、私の経験から、充実した面談にするために大切なポイントを教えます。

 ポイントのいくつかを抑えるだけで、面談の充実度が全く変わってきますよ!

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服装

 服装に決まりはありませんが、やはり不適切なものもあるため、確認しましょう。

 場に適した服装で来校してこないと、担任の中で「あ、この人は要注意だな」とマークされることが考えられます。

 服装で全てを判断するわけではありませんが、社会人としてTPOをわきまえた服装ができないということはかなりマイナスなイメージを与えてしまいます。

おすすめできない服
  • ジャージ
  • 肌の露出が多く、体のラインが出る服
  • スーツ

 これらの服はおすすめできません。

 ジャージはいわずもがなですが、肌の露出が多い服を着る方は何名かいます。

 体のラインが出ている服も多く、個人的には目のやり場に困ります。

 TPOをわきまえた服装を心掛けるのがマナーですね

 首元にも気を付けましょう。

 また、スーツといったオフィシャルすぎる服装も控えた方がいいです。

 ほとんどの方は私服で来校するため、浮いてしまいます。

 それではどんな服装が適しているのでしょうか。

結論、常識的な服装なら何でもいいです。

 清潔感さえあれば、ジーパンなどの普段着で大丈夫です。

 しかし、授業参観や発表会、卒業式など学校に正装を着ていく機会は常にあります。

 どの行事にでも着ていけるように1セット服を持っておくと便利ですね!

未就学児の子どもを連れていけるか確認を取る

 未就学児(低学年)の子どもがいる場合、面談時に同席してもよいか事前に確認をする必要があります。

 大体は同席しても良いと言われますので、走り回ったり、動き回ったりすることのないよう何かおもちゃなどを持たせておくといいですね。

 また、学校によっては図書室などを開放している場合があります。

 夫婦間の問題など、内容を聞かれたくないときは、開放している教室があるか事前に聞いておきましょう。

 学童に通っている場合は、預かってくれることもあるため、確認が必要です。

自分の子供について話せるようにしておく

 何を当たり前のことを、と思うかもしれません。

 しかし、意外とこれが難しく、うまくできない保護者が多いです。

 わが子のことなんて誰よりも見てきたから分かっているつもりでも、いざ言葉にするとなると咄嗟に言葉が出てこない方が多いんです。

 なぜ話せるようにしておくべきか、3つの理由があります。

会話の主導権は保護者から始まる!

 基本的に担任は挨拶を交わしたあと、保護者にしゃべらせるよう、会話の主導権を渡します。

 保護者が伝えたいことを言いそびれてしまわないよう性格や話し方を把握するためです。

 よくしゃべれば、時間がオーバーしないようになるべく端的に話をまとめようと計画します。

 逆にしゃべらないタイプなら、担任側から積極的に話題をふるようにします。

 限りある時間を有効活用するため、保護者からしゃべらせるのは教師の間では定石です。

最初にされる定番質問5選(夏休み中の面談の場合)
  • ~年生になってから○○くんの様子はどうですか?
  • 夏休み中、○○くんはご家庭でどうしていますか?
  • ○○くんはご家庭で学校のことを何か話していますか?
  • この間の運動会、○○くんはどうでしたか?(最近の行事に関して)
  • 今日は○○くんはどうしているんですか?

 担任からの質問から、話題にしたい内容に繋げるように話しましょう。

 最初は世間話から入ることが多いですが、限られた時間ですから早く本題に入らないと話が深まりません。

 充実した面談にするためには、相談したい内容と絡めた話題を提示したいです。

話題を提示するまでの流れ
教師
教師

~年生になってから○○くんの様子はどうですか?

保護者
保護者

新しくできた友達と仲良く遊んでいるのですが、最近不機嫌な顔をして帰ってくることが多いんです。聞いても「大丈夫」の一点張りで・・・

教師
教師

それは心配ですね。それはいつごろからなんですか?

 担任は「友達関係について悩みがあるんだな」と理解し、その内容を中心に面談を進めます。

 世間話が悪いわけではありませんが、限られた時間を有効に使うために、本題に早く入ることが大切です。

 よく最後の5分くらいになって「実は・・・」と切り出す方が多いです。

 後に控えている保護者もいるので、話したいことは早めに提示しておきましょう。

困っていることはメモにまとめて、担任に渡す

 私がある保護者の方と面談をしたとき、とてもよかったと思う面談があります。

 その方はお子さんがあまりに神経質なことをとても気にされていました。

 ただ、それをうまく説明する自信がないからと、メモ帳に困っていることをまとめて書いて渡してくれたんです。

 メモだと何に困っているかがすぐに理解できて、あとで見返すこともできたため、お子さんを支援するのにとても助かりました。

メモを渡すメリット
  • 要点を整理して伝えるため、担任が悩みを正確に、早く把握できる。
  • 担任が後で見返すことができ、対応に間違いやズレが生じづらい。
  • 学年主任や管理職にコピーして共有しやすいため、複数の目で見守りやすくなる。
  • メモで渡すと、重大さが伝わり、その場限りの話として流されない。
  • 相談した証拠が明確に残る(実は大事だったりします。)

 口頭で伝えられるとつい感情的になってしまい、何に困っているのかがうまく伝わらないことが多くあります。

 感情的に話をされると、困っていることは伝わるのですが、それだけでは解決の糸口をつかむことができません。

 本当に困ったことがあればメモにして内容を整理したものを手渡しするのをお勧めします。

おすすめできないNG質問

 まずは、面談としておすすめできない質問例を紹介します。

 おすすめできないというのは、短い限られた面談時間で話す内容として適さない、ということです。

家庭で起こった友達との問題(ご近所トラブル)

 私が教員の時に相談された内容で「うーん」と困ってしまうのが家庭内でのトラブルです。

 たとえばこんな相談が来たことがあります。

保護者
保護者

息子の友達の○○くんが家に遊びに来るが、勝手に物を漁ったり、居座ったりして困っているんです。

 特に一軒家を住まいとしている家庭から多い種類の相談です。 

 まず、この問題で悩んでいる、困っていることはものすごく共感できますし、解決したい内容だと思います。

 ママ友で付き合いもあるから、何とかしたいけど厳しく言えない。なんて気持ちもお察しします。

 しかし、家の中でトラブルがあるならその家にいる保護者が指導すべきことです。

 教師が家庭内でのトラブルの間に入ると、問題がより複雑化するケースを何度も見てきましたし、経験もしてきました。

 担任には知らせておく程度に留め、最終的に解決するのは保護者同士であることは覚悟しないといけません。

 どうしても無理であれば、弁護士など相談窓口など専門機関に相談しましょう。

家庭のトラブルを持ち込むと・・・

 解決をしようと相手方に電話をすると、「なんで保護者が直接言わないの」と反感を買うことが多々あります。

 匿名で連絡が入ったということにして、電話をすることもありましたが、穏便に解決した試しがありません。

 配慮に配慮を重ねると、学校側が遠回しな表現をしながらウソをつくことになります。ウソをついた以上、違和感が必ず発生し、今度は学校が責められるようになります。

 問題も解決しないし、学校との関係性も悪くなるしで、誰も得をしません。

 学校は家庭のトラブル解決機関ではありません。あくまで、子供を対象にした教育機関です。

 相談をするだけならいいのですが、解決を学校に任せるのは得策と言えません。

 面談で相談する内容はあくまで子供に直接関係するようなものにしましょう。

ゲーム・スマホのこと

 近年、ゲームやスマホのことを相談する家庭が多くなっています。

 オンラインゲームやSNS主流になってきたこともあり、これまでにはなかった種類のトラブルが多発しているからです。

よくある相談例
  •  夜遅くまでやっている、優先順位を付けていない、ゲームに依存している。
  •  課金の額が大きい、勝手に課金している。
  •  ゲーム中の言葉遣いが悪い。
  •  ゲームをめぐった喧嘩が多い

 ゲームやスマホを与えているのは保護者です。大人が与えている以上、大人がその責任を最後まで持たなければなりません。

 学校でも情報モラル教育の一環として指導はしていますが、あくまで大まかな指導です。

 ゲームやスマホの専門家ではありませんので、知識は近所にいる保護者とさほど変わりません。

 家庭内で解決できないのであれば、無料の相談窓口がたくさんありますのでそちらにご相談ください。

・休み時間の様子について

 正直、担任は休み時間の様子を一人ひとり見ていません。

 丸付けや授業準備、生徒指導の聞き取りなど全体に目を配る余裕がありません。

 特に高学年の担任は常に時間に追われています。

 よくある質問のため、簡単な準備はしますが、全員を把握するのはかなり困難です。

 回答は薄い内容で、あまり期待できないことは頭に入れておく必要があります。

質問例

定番の質問

 定番の質問例を載せていきたいと思います。参考になる質問をアレンジしてみてください。

  • ちゃんと授業についていけていますか?
  • 手を挙げて発言できていますか?
  • 宿題を忘れずに出していますか?
  • 給食はちゃんと食べれていますか?
  • 授業はちゃんと聞いていますか?
  • 友達と仲良く遊べていますか?
  • 友達同士でトラブルはありませんか?
  • 言葉遣いは大丈夫ですか?
  • あいさつはちゃんとしていますか?
  • 学校での様子を家で話してくれません。様子はどうですか?

少し踏み込んだ質問

 より具体的に踏み込んだ質問です。

 抽象的に聞くよりも、こちらの方が学校の様子が伝わる回答が返ってくる可能性が高いです。

  • 授業中に友達と話し合いができていますか?
  • 異性のクラスメイトとも会話していますか?
  • 時間をちゃんと守って行動していますか?
  • 自分の考えを文章にして書けていますか?
  • 課題につまづいたとき、どうしていますか?
  • 大人に対して反抗的で失礼な態度をとることはありませんか?
  • 自分の仕事(係など)を率先して取り組んでいますか?

その他、相談しておくとよいこと

 ここから先は、一部の家庭限定の内容になります。

 しかし、とても重要な内容ですので他人事だと思わずご確認ください。

・発達障害について

 学習の遅れや友達とのトラブル等があまりに気になる場合は発達障害の疑いがあるか相談する必要があります。

管理人
管理人

保護者からこの相談をされると、教員としてはものすごく助かります!

 学校側から、発達障害の疑いがあることを伝えるには大きなハードルがあります。

 問題行動を口頭で伝えても、重大さが伝わらないケースが多く、逆に担任のせいだとお叱りを受けることも多々あります。

 保護者が発達障害について関心があれば担任もスムーズに関係機関につなぐことができます。

 診断によっては特別支援学級に通うことも考えられます。

 特別支援学級に通うということは、個別に対応した学習が受けられるということです。

 もちろん、診断の必要はないと言われることもあります。 

 発達障害の診断の有無が子供の人生を決めることはありません。

 その子にあった指導や支援ができるために必要なことです。

 悲観的にならず、子供のためにどうすればよいか、積極的に相談できるといいですね。

家庭内の問題

 家庭内の問題とは具体的に言うと

  • 離婚(再婚)
  • 介護
  • DVなどの虐待
  • 転職、辞職

 などです。

 もちろん、面談の場で言いづらいのは重々承知で、言えなくても大丈夫です。

 しかし、子供の問題行動や行動の変化は家庭環境が大きく関係しています。

 家庭内で変化があればこの機会に伝えてもらえると、お子さんの支援に大きく役立ちます。

 学校にその問題を解決する力はありませんが、ソーシャルワーカーや関係機関などと連携をとる潤滑油になることができます。

 もし、話せるのであれば話した方が、何かあったときに対応がスムーズになるかと思います。

まとめ

 最後にポイントをおさらいです。

ポイントまとめ
  • 自分の子供のことについて話せるよう準備しておくこと
  • 困っていることがあればメモにまとめるのも一つの手段
  • NGな質問もある(面談に適さない質問)
  • 障害や家庭内の問題は共有できれば共有しておくほうがよい

 このページのなかでどこか一つでも参考になることがあれば幸いです。

 お子さんのために有意義な面談ができることを願っています!

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小・中・高の教員免許を持っている小学校教員の「ぴの」といいます。 閉鎖された学校現場をなるべく多くの人に知ってもらいたいという思いでサイトを運営し始めました。教員や保護者の皆さんに役立つブログを作成していきます。よろしくお願いします!
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